前歯と過剰歯

前歯がグラグラ！

1ヶ月ほど前、晩ごはん中に「痛っ！」と言って口を押さえた息子。

「また、ほっぺたも一緒に噛んだの？」と見てみたら、

前歯から出血していました。

「ごはんと一緒に前歯も噛んだん？珍しいなぁ！

はいはい、大丈夫。早く食べなさいよ！」

と、気にせず食事を続けさせようとしたところ、

「ママ、歯がグラグラする～」と泣きそうな顔をするので、

びっくりして、左の前歯を恐る恐る触ってみると

本当にグラグラしていて、小さな前歯がさらに心細い感じ。

生え変わるにはまだ早いし、食べ物を噛み過ぎて、

前歯が取れそうになるなんて聞いたこともないです。

最近の子供達は歯が生え変わるのも早いようで、

同じクラスに歯が抜けた子が結構いるのです。

（私たちの時はみんな小学校に入ってからだったような気がします。）

緊急事態に最初は泣いていた息子も、歯の抜けたお友達とお揃いに

なれそうで、なんだか少し嬉しそう。

翌日、定期検査に通っている歯科に電話で問い合わせてみると、

「本人が痛がっているなら来てください。そうでなければ、

次回の検診の時に診ます」と言われたので、そのまま放置していました。

数週間経つと、なぜか前歯は斜めに歯茎に刺さったように持ち直し、

グラグラは少しマシになりました。

第三の歯?!

そして先週、定期検査に行って、レントゲンを撮っていただくと、

永久歯がきれいに２本、上あごにそろって準備されているのが見えました。

これ、結構感動的でした。

乳歯より３割くらい大きな歯が、きちんと自分たちの出番を

待っているかのようです。

ところが…、ん？この細長い変な影は何？

永久歯と乳歯の間に細長いきのこのような形の歯がもう一本！

先生の説明では過剰歯という歯で、永久歯以外の余分な歯だそうです。

それほど珍しいことではないらしく、生えて来ないまま歯茎に埋まって

いたりすることもあるそうなのですが、

息子の場合はきちんと上に根っこがあり、グラグラ前歯が抜ければ、

うまく生えてくるので、半分くらい出てきたところで抜きましょう

とのことでした。

この過剰歯、変な生え方や上下逆だったりすることもあり、

そのせいで永久歯がうまく生えない場合は大掛かりな手術を

しないといけないこともあるそうです。

K君(息子の名前)はラッキーだね～！と言われました。

ちなみに、前歯がなぜグラグラしたのかというと、

自分で噛んだくらいでそんな事態になるはずはなく、

「きっと、コケたか誰かの頭にぶつかったんでしょう」と言われ、

よくよく思い出してみると、食事中に痛いと言い出した日の少し前に

幼稚園でブランコに乗ったお友達とぶつかって、

唇から血を流して帰ってきたことがあったのです。

あの時、唇からの血だけでなく歯茎からも出血していたのですね～。

もう抜けそう！

　　

今にも抜けそうです。

口を閉じても左の前歯が少し顔を出します。

普通にしていても、ふざけているみたいな顔になってます！

明後日、夫の実家で親戚みんなで食事中に、ポロッと取れたら面白いなと

勝手に計画している母です。